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◎仔犬の骨格の成長や膝蓋骨、股関節など骨格や関節に関するお話
など近年、関節や股関節のトラブルを心配される方が非常に多くなっておりますが、反面既にトラブルを抱えてしまっているという方も多くいます。
骨格や関節のトラブルが気になる場合、ワンちゃんをいつもより注意深く見てあげることが大切です。ドイツなど欧州諸国では選択繁殖を徹底することで先天的な関節トラブルを減らしています。その中で関節や股関節のトラブルは減少傾向が顕著に出ています。
◎関節・股関節トラブルには先天的なものと後天的なものがあります
日本をはじめオーストラリアやアメリカなどでは欧州諸国とは逆に関節・股関節トラブルが増えています。 日本など選択繁殖が徹底的されていないことからトラブルを抱えていることがわかっているワンちゃんであっても繁殖をしてしまうことがあり、遺伝的要素の強い先天的な関節・股関節トラブルを抱えることにつながっていることも多くあります。
このような先天的な要因で関節・股関節トラブルの因子を抱えて生まれてしまったワンちゃんの場合、一般的な飼い主さんが日頃の生活の中で様々な点に注意し、トラブルを発症してしまうリスクを少なくすることはできますが直接的に防いでいくことは難しい面もあります。
逆に、後天的な要因のトラブルは日頃の生活の中である程度回避することができます。後天的な要因の代表格はケガや肥満です。
ケガは日頃からお散歩など適度な運動をきちんと行ったり、ケガにつながる行動に注意することである程度回避できます。肥満などにつながる過剰な体重の増加や体型の崩れも日頃から注意することで回避していけるものです。
肥満による体重の増加は内臓器官に負担となるばかりでなく、股関節や各部の関節に大きな負担となります。体重が必要以上に重い状態で運動を行ってしますと直接的に各関節に負担となってしまい、トラブルの原因となってしまいます。
人間でも体格のわりに体重の重い人は膝や腰にトラブルを持っていることが多いのと同じことです。 「うちの愛犬は少し肥満気味で」と言う方も、関節トラブル予防や症状軽減のためにもう一度食生活に注意して体重管理をしてあげて下さい。(肥満の状態で運動によるダイエットを行うと骨格により大きな負担となることがありますので注意が必要です)
肥満の主な原因は、運動不足だけでなく、普段の食事でのカロリーや脂質などの過剰摂取、全体的な栄養バランスの崩れなどが考えられます。
カロリーや脂質の過剰摂取は、ごはんの量が多い、おやつ等の食べ過ぎ、摂取しているカロリーが日頃の活動に合っていない等が考えられます。ワンちゃんも活動状況や年齢などに合わせフードを選択していく必要があります。
人間でも年齢や生活スタイル、活動量などにより食事内容が異なり、摂取する栄養素に差があることが多いですよね。若い頃は平気だったのに、年を重ねるにつれて脂っこいものを食べると胸やけしたり、うまく消化吸収できなくなったり、カロリーや栄養を消費しきれずお腹が出てきていまったり…。これらはワンちゃんにとっても同じことです。愛犬の運動量・活動量などに合わせた食事の内容を考えてあげることがとても大切です。また脂質やカロリーだけでなく様々な栄養のバランスを考えることも大切になります。
栄養素によっては吸収しずらいものや摂取する機会の少ないものもあります。またワンちゃんによって代謝の状態は違うため同じ犬種や体格であっても身体が必要とする栄養素に違いがある場合もあります。栄養バランスが崩れていると脂質をうまく分解できなくなったり、代謝が悪くカロリーを消費しにくい身体になってしまい、肥満につながることもありますので日頃から栄養バランスや摂取する栄養素などに注意し、しっかりと体重管理を心掛けてあげることが骨格トラブルを回避していくことにつながります。
後天的な原因のひとつのしてあまり知られていないのが、過剰に早い成長スピードです。
ワンちゃんは本来生後1年~2年位の間、ゆっくり時間をかけて成長していくのですが、急成長する時期に必要な栄養バランスを考慮して作られた高栄養価・高カロリーの子犬用ドッグフードを急成長する時期だけでなく、急成長が終わり成長のスピードが緩やかになる月齢から成犬になるまで食べ続けてしますことで過剰な栄養やカロリーなどを摂取してしまい通常より早く成長しきってしまう傾向があります。
本来はゆっくり成長していくことで骨や関節などと身体の成長のバランスが取れ健全な身体に成長していくのですが、過剰に栄養を摂取することで通常より早いスピードでの成長をしてしまうと骨や間接の成長が追いつかず、身体だけがどんどん先に成長してしまい身体と骨格のバランスの悪いまま成長していってしまいます。 そのことが原因で股関節や膝、各関節などに過剰な負担がかかってしまい、トラブルにつながってしまうこともあります。(ボッシュドッグフードでは高栄養価・高カロリーが必要な時期に当たる離乳期から2~5ケ月位までは幼犬用フード、その後ゆっくりした成長に合わせた栄養価・カロリーの成長期用フードとを分けることで過剰に早いスピードで成長してしまうことなく、バランスの良い成長が得られます)
また逆に、子犬であるにもかかわらず、大きくしたくない、太らせたくないなどの理由から栄養の摂取を抑えるため食事の量を過剰に少なくしてしまったり、成長するために必要な栄養をきちんと摂取しなければいけない仔犬のワンちゃんに、成犬用のフードだけを与えてしまうなどの誤った栄養調整をしてしまうと、本来必要な栄養素をきちんと得ることができず、骨や関節の成長にとって必要な栄養素が不足してしまい、身体は成犬サイズになったのに骨や関節などが成育不全になってしまいトラブルにつながることもあります。また健全な身体が出来上がらず、虚弱体質につながってしまうこともあります。
さらに、栄養バランスの乱れや負担の掛かる食事などを続けていると、肝臓など内臓機能の低下を招くことがあり、わんちゃん自身が本来もっている代謝リズムが崩れてしまい、身体の各部へきちんと運ばれるはずの骨、関節、関節のジョイント部、骨液や骨格を支える筋肉などにとって必要な栄養素が届かず、骨格や筋肉の新陳代謝や形成が鈍くなったり、きちんと働かなくなってしまうと、骨や関節などが弱くなってしまったり、早く老化してしまう、骨格を支える筋力の低下を招き膝蓋骨のトラブルや関節などのズレや歪みなど骨格トラブルを起こしやすくなったり、なかなか回復できなくなるなどの問題につながることがあります。
◎日常生活での注意点
食事以外にも骨格のトラブル予防には日常の生活や環境に注意することも大切です。
など日頃の生活の中でも様々な点に注意してあげることで関節トラブルの予防や緩和につながります。愛犬との幸せな生活のために骨格をいたわる食生活や生活環境への配慮をぜひ心がけてみて下さい。
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